まずは、親水性、撥水性、疎水性のコーティングについて簡単にお伝えします。
【撥水性】
撥水性とは読んで字のごとく、水をはじく性質があるコーティングです。水がコロコロ弾くコーティングは洗車をしていて気持ちがいいという点と、洗車時に水玉に汚れが集まり落ちやすいというメリットも兼ね備えております。塗装面と水玉の接触角度によって、撥水や親水という分類がされているのです。この水玉の接触角度という値でコーティングの撥水か親水かを表すのです。撥水と区分されている接触角度は100度以上となり、強撥水と言われているコーティング剤は120度以上となります。どのコーティングを選ぶかは、お好みで選ぶことと、駐車環境や洗車の頻度によってコーティングを選ぶことが先決です。

【疎水性】
疎水性の水滴の接触角度は60度前後といわれております。

【親水性】
親水性コーティングは水をかけてもベターと水が塗装面になじみます。そのため、撥水のようなコロコロにはじくコーティングとは異なり水玉になりづらいコーティングとなります。

それぞれのメリットデメリット

【撥水性】
(メリット)
撥水性コーティングは光沢が通常のガラスコーティングとは異なり強くなります。また、耐擦り性能や水玉がコロコロと弾くため、コーティングを施工しているという実感が得られやすく多くのユーザーに指示されています。

(デメリット)
水玉となった水滴がレンズの役割を果たして、塗装面にイオンデポジットやウォータースポットが付着しやすくなります。超撥水コーティングなどはイオンデポジットが付着しづらいようですが、疎水性や親水性コーティングに比べるとシミが付着しやすくなります。
一度付着したイオンデジットは放置しているとウォータースポットとなり、研磨作業で塗装面を磨かないと綺麗に取れなくなってしまうこともあるのです。

【疎水性】
(メリット)
みずはけが良いので、雨が降ったあとでもボディーに水が残りにくく、イオンデポジットができにくいというのが最大の特徴です。

(デメリット)
小雨時のような雨だと撥水のように水は弾くが、大雨やホースで水をかけることによって水が塗装面になじみサーと流れていきます。完全に水垢やイオンデポジットを防ぐとなると親水ガラスコーティングに勝るものはないのです。

【親水性】
(メリット)
水が塗装面になじむため、レンズ効果によるイオンデポジットの付着を軽減します。屋外駐車や洗車の頻度が少ない方、黒い色の車両に乗っている場合は親水コーティングが一番良いでしょう。
(デメリット)
親水性コーティングは水玉の弾きが鈍いため、コーティングが効いているという実感が得ずらい点です。水がコロコロ弾けばコーティングがかかっているという実感を得られますが、親水では味わえない点がしいてのデメリットです。

「余談」
最近、通勤やドライブをしていて気が付いた事なのですが、一昔前ほど「わ~あの車きたない」と感じる車が少ない、街の景色が変わったと思います。新車購入の時に洗車が不要のコーティングを5万円ほどのオプションで付ける方が多くなってきたことが第一に「汚い車の減少」の要因にあげられます。スタンドなどの洗車機を見てみても、「ディーラーコーティングも対応」という文字を多く見かけるようになりました。
それに加えて、ガラスなどのコーティング剤が含まれているカーシャンプーやカーワックスが、手軽な金額で買えるようになったこともきれいな車が増えた理由としてあげられます。私も最近になって買って、使ってみたのですが、車を普通に洗ったあと、水気を拭きとることなくスプレーし、マイクロファイバーでふきあげれば、もうコーティングできてしまうという簡単さでした。
ここで私だけの勘違いかもしれないアドバイスですが、ガラスコーティングというくらいだからガラス繊維が含まれているのでしょうか、洗車の後、かなり肌がピリピリするのです。それからはビニール手袋をしてコーティングしています。

【親水性ボディコーティングを施工することによって】
ガラスコーティングの中で最も効果の高いと言われている親水性コーティングはお手入れが格段に楽になります。親水性コーティングは撥水系のコーティングと異なり、雨が降っても水玉になりづらく、イオンデポジットなどのシミ汚れが付着しづらいため普段のメンテナンスが簡単に済みます。
汚れたら水洗いするだけで簡単に汚れを落とすことができるため、屋外駐車などの車両に最もおすすめのコーティングとなります。屋外駐車で車を駐車していると、雨が降ってしまうと、酸性雨による水垢がボディに付着してしまい、洗車では取れないような汚れ「イオンデポジット」になってしまいます。
そのため、親水性コーティングで施工することによって、水滴になりづらく塗装面のシミ汚れの付着が軽減するのです。

【簡単DIYコーティング】
スプレータイプで自分でも簡単にできるコーティング剤が市販品でも販売されています。ゼロウォーターという親水性のコーティング剤なのですが、自分でも簡単に施工することができると同時に、耐久性や性能も比較的良い商品となります。適度にゼロウォーターで親水被膜を形成することによって、愛車の輝きをいつまでもきれいに保ちましょう。
自分でできる親水性コーティングをネットで検索して、自分に合った商品を施工するとよいでしょう。

【代表的な親水性コーティング】
クォーツガラスコーティング、このコーティングは1980年に開発され、支持され続けたロングセラー商品です。クォーツガラスコーティングは特殊な施工技法を施し、塗装面にガンスプレーで吹き付け塗布にてコーティングを施すため、隅々までコーティングが施工できてしまうという点です。また、水玉の接触角度も40度以下となるので、イオンデポジットなどのシミ汚れが劇的に付着しづらくなります。ポリシラザンという原料のガラスコーティングなので被膜高度も9Hと非常に硬い製品になります。